ワイヤレスディスプレイPC(ディスプレイとして使うPC)の設定
まずは、ワイヤレスディスプレイ側の設定をします。
最初に、Bluetoothをオンにして、メインPCと同じネットワークに接続します。
設定 > システム > このPCへのプロジェクション
と開いていきます。
デフォルトでは、「一部のWindowsとAndroidデバイスは、「OK」と言った場合にこのPCに移すことができます」のプルダウンが「常にオフ」になっていますので、ここを「セキュリティで保護されたネットワーク上のどこでも利用可能」に変更します。「どこでも使える」でも大丈夫ですが、セキュリティ面からオススメしません。
ワイヤレスディスプレイPC側で必須の設定は「利用可能」にすること
「このPCへの出力を求める」「ペアリング用にPINを要求する」「このPCは電源に接続されている場合にのみプロジェクション用に検出できます。」はともに任意です。
これで、ワイヤレスディスプレイPCの設定は完了です。
メインPC(ディスプレイを拡張するPC)の設定
続いて、メインPCでワイヤレスディスプレイPCを接続します。
まず、Bluetoothをオンにします。
Windowsキー + Kを押すと接続メニューを開くと、ワイヤレスディスプレイ側の設定ができていれば接続先が表示されますので、接続先をクリックします。
同じネットワークにPCプロジェクションモードのWindows 10マシンがあると、「接続」に表示される
ワイヤレスディスプレイPCのほうで「接続しています」というブルーの画面に変わった後に、メインPC側のディスプレイとして使えます。
ワイヤレスディスプレイの設定
ディスプレイモードを変更する
ワイヤレスディスプレイは通常の外部ディスプレイと同じですので、
- 複製
- 拡張
- セカンドスクリーンのみ
の3つのモードを選べます。
モードの変更は、Windows + Kで接続を表示させて「プロジェクションモードの変更」をクリックすると変更ができます。
ワイヤレスディスプレイを縦表示にする
拡張ディスプレイにする場合、ワイヤレスディスプレイはデフォルトで横になるように設定されています。
これを縦にするには、
設定 > ディスプレイ
で対象のディスプレイ番号をクリックしたあとに、「向き」の設定を縦にします。
こうすることでワイヤレスディスプレイPC側のディスプレイを縦として使えるようになりますが、タブレットPCの場合、自動回転が効いていると縦にすると画面が横になってしまいます。
これを回避するには、好みの状態で「回転をロック」させればOKです。
Windows 10マシンでワイヤレスディスプレイ機能(PCプロジェクションモード)を使う方法を見てきました。
この記事のヘッダー画像は、Surface BookをメインPCに、HUAWEI Matebook(初代)をPCプロジェクションモードでワイヤレスディスプレイにした画像ですが、若干遅延は起こりますがしっかりと外部ディスプレイとして使えました。
WindowsノートとWindowsタブレットの組み合わせなら、外出先でもデュアルディスプレイ環境が簡単に構築できるので、とても便利ですね。