リカバリディスクを作る
まずは、リカバリディスク(回復ディスク)を作ります。下記のマイクロソフトサポートページの内容通りですが、一部説明が少ない部分ので補足するために書いておきます。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4023512/surface-creating-and-using-a-usb-recovery-drive
必要なもの
- PC
- 16GB以上のUSBディスク
- 高速ネット回線(6GBくらいダウンロードする)*リカバリをダウンロードする場合
マシンのシステムデータから回復イメージを作る場合
一番手っ取り早いのがこのパターン。現在のシステムイメージから回復ディスクを作ります。
- 16GB以上のUSBディスクを用意する
- Windowsメニューの検索から「回復ディスク」と打って、回復ディスクの作成を起動させる
- システムデータを含むのチェックをつけたままで進む
これでOKです。
筆者の感想 ただし、過去の筆者の経験からすると、出荷状態時のWindowsの状態でない限り、現在のシステムイメージから回復ディスクを作るとエラーになることが多い感じがします(あくまで体感)。
ですので、筆者の場合は、次の方法で回復ディスクイメージ(リカバリイメージをダウンロードして作成しています)
ダウンロードしたイメージから作る場合
ここは、上記のMicrosoftサポートページだと英語の動画だけになっているので、詳細に書いておきます。
- イメージをダウンロードする *
- 16GB以上のUSBディスクを用意する
- Windowsメニューの検索から「回復ディスク」と打って、回復ディスクの作成を起動させる
- システムデータを含むのチェックを外して回復ディスクを作る
- 回復ディスクができたら、先ほどダウンロードしたリカバリイメージを解凍して、展開する
- 展開したリカバリイメージの中身を、回復ディスクの中にコピーする(上書き)
- 2019年2月13日現在、最新のファイル(Windows 10 Version 1703)が23MBとなぜが小さいので、6GBある2016年の方(Windows 10 Version 1607)のイメージをダウンロードする(Microsoftサポートに確認済み)
先ほどのパターンと違うのは、
- イメージのダウンロードがある
- 回復ディスクの作成の時に「システムデータ」のチェックを外す
- あとからUSBの中身をダウンロードしたものに上書きする
という点です。
リカバリディスクから起動する
こちらもMicrosoftのSurface公式サポートの通りなのですが、一部自分の環境だと挙動が違ったのでメモとして残します。
- SurfaceBookをショットダウンした状態で、先ほどのUSBメモリをSurfaceBookに挿します。
- ボリュームダウンボタンと電源ボタンを同時押しで起動させます。
- Surfaceロゴが表示させたら、ボリュームダウンボタンだけ離します。
- Surfaceロゴが点滅したら、電源ボタンを離します。
- ダイアログが表示されたら、使用する言語とキーボード レイアウトを選びます。
- [トラブルシューティング]、[ドライブから回復する] の順に選択します。
- 回復キーの入力を求められた場合は、画面の下部にある [このドライブをスキップする] を選択します。
- [ファイルの削除のみ行う] または [ドライブを完全にクリーンアップする] ですが、公式サポートに書いてある通り、不具合があった場合は [ドライブを完全にクリーンアップする] が良いでしょう
- [回復]を押せば自動でリカバリ処理がされます。
途中、TPMに関するアラートが出ますが、これはOKでいいようです。
TPMとはパソコンのマザーボードのセキュリティチップのようです。Yesを選択することでセキュリティに関する情報を初期化するようです。 【Windows10】データを完全に初期化する方法
これでSurfaceBookが工場出荷状態になります。
自分は、SurfaceBookにログインする度に「ラッチが外せなかった」というエラーログが出る不具合だったのですが(起動時、再起動時はなぜか出ない)、残念ながら初期化でも修正されませんでした。
最初はWindows Updateの詰まりとか色々不具合があって、マイクロソフトサポートの方がチャットとかリモートとかで色々と原因を探ってくれたのですが、ハードウェアの問題っぽいですね。
結果トラブル解消とはなりませんでしたが、1時間半も粘り強く丁寧にサポートしてくれた、マイクロソフトサポートの担当の方には感謝です。
Surfaceはサポートがダメと言われますが、サポートの方というよりかは、サポートに権限がないのと、修理や交換の会社としてのサポート体制に問題があるのであって、サポートの方の問題ではないと感じました。